【男性不妊・人工授精何回目で成功したか】男性不妊経験者の妻が結果の考察をしました。

この記事を書いた人

1989年生まれ。2児の母
第一子出産後、二次不妊(2人目)を経験。
そもそも二人目をどうする?
周囲からの「二人目の予定は?」の質問への返し方
コロナ渦、夫の激務、ストレス、突然の主治医変更など、様々な問題に直面しながらも、何とか第二子出産まで至ることができました。
私達の体験なんて大したことがないと感じる方も大勢いらっしゃることは重々承知の上ですが、身体的、心理的、経済的にも追い込まれたこの期間。
私達が体験したことや学んだことなどを少しでも共有できたらいいな、また迷っている人の後押しになればいいなと思い、執筆することにしました。

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seikou

こんにちは。現在、男性不妊で悩まれている方の中には人工授精を考えている方も多いことと思います。
人工授精をするにしても
「何回すればいいの?」

「現状の精子数で大丈夫なの?」

「成功する確率を上げる方法はないかな?」

などと、不安なことも多いですよね。

今回は私が経験した人工授精について、何回目で成功したのか、また、なぜ成功できたのか、
なぜ、これまで失敗に終わってしまったのか、自分なりに考察してみたいと思います。

何回目の人工授精で妊娠したか

結論から言うと、回です。

人工授精に至るまでの経緯

  • 第一子出産後、落ち着いてから第二子を希望したものの、1年間できず。
  • 最初は自分たちでタイミングを考えていたが、念のため産婦人科へ。各種検査を受けるも異常は見られない。
  • 夫の精液検査をしたところ、精子数、運動率が基準値の半分以下なので人工授精をすると言われる。
  • 卵胞が育っていないことや、その他タイミングが合わないこともあり、人工授精ができない期間が続く。
  • 人工授精①失敗
  • 人工授精②失敗
  • 引っ越しによって産婦人科からレディースクリニックへ。コロナの時期で中々受診できず、治療が進まない。
  • 男性不妊で高い実績のあるクリニックを紹介され、夫、片道3時間かけて車で通う。
  • 夫、両側精索静脈瘤が見つかる。→手術
  • レディースクリニックの担当医がいなくなる。→このクリニックでは治療が終わらないと考える。
  • レディースクリニックの看護師の紹介でレディースクリニックⅡへ。
  • 人口授精③~⑥失敗
  • 体外受精へのステップアップを勧められる。
  • 泣きの1回、人工授精⑦で無事妊娠

成功した要因(考察)

様々な要因があり、「運」といえばそれまでなのですが、自分なりに考えてみました。

最後の人工授精にすると覚悟していた。

人工授精は合計7回と書きましたが、これにはエピソードがあります。

6回目の人工授精後の排卵チェックをしたときのこと、担当医から

「排卵しているか分からないですね~。どうします?もう一度してみますか?」
と尋ねられました。

人工授精は痛みもあるし、お金もかかることです。正直「これで本当に終わりだからまぁいいか。」という気持ちで夫にも事情を伝えました。
夫も快く再度人工授精を了承してくれました。

結果的にこの後、妊娠することとなります。これが前の人口授精による成功なのか、後の人工授精による成功なのかは分かりませんが「最後」と覚悟を決めて決断できた結果、妊娠に繋がったのかなと思っています。

出会い、巡り合わせがよかった。

不妊治療中に関わる方や出会う人によって、結果が変わってくるなと思ったエピソードがあります。

夫が精索静脈瘤の手術を終えて回復を待ち、3カ月が経つ頃、そろそろ人工授精を再開したいなと思っていました。

そこでレディースクリニックで人工授精の予約をしようと試みたのですが、医師が一人抜けたことや、コロナ禍であることなどの理由で、1日に人工授精が受け入れられるのが3件で、さらに私たちのタイミングに合う日に都合よく空いているという保証もないということを伝えられました。

ちなみに、排卵を促すための自己注射がありましたが、それをしても、タイミングよく人工授精ができるとは限りません。

今後の予定を決めるための相談室で看護師を前にしてこの実情に大号泣してしまいました。年齢というタイムリミットもあり、先延ばしになることは大きなストレスだったのです。

そこで話をした看護師は、実は別のレディースクリニック(以下、レディースクリニックⅡとする)からお手伝い?で来られている方で、そのレディースクリニックⅡを紹介してくださいました。

そのレディースクリニックⅡは人工授精において高い技術力のあるクリニックでした。

電話番号を教えもらい、早速レディースクリニックⅡへ電話をしました。そして事情を話す中でまた泣いてしまいました。すると電話口の受付の方から

「それは大変でしたね。まずはお話だけでも、これからいらっしゃってみませんか?」
と優しいお返事が。

「いいんですか?ぜひお願いします。」
と、早速レディースクリニックⅡへ行くこととなりました。なんとその日のうちに人工授精を行うこともできました。

人工授精を行うことが難しいと言われたところから、たまたまレディースクリニックⅡの看護師がいらして相談できたことや、そのまま受け入れてくださったことには本当に感謝しています。

そして、このレディースクリニックⅡは私たちが最後の人工授精で成功するときまでお世話になっています。

あの時の出会いがなかったら、確実に今の状況はないと考えられるエピソードです。

家を建てた(ジンクス)

この話は全く科学的根拠はないと思いますが、こんな話を聞いたことがあります。

「家を建てると、妊娠する(子どもを授かる)」

なんでなのか分からないのですが、私たちにはこれが当てはまりました。

私たちは注文住宅を建てたのですが、ちょうどその打ち合わせをしている時期は不妊治療中でもありました。
そして、夢のマイホームが完成した2か月後になんと妊娠が判明したのです。

ちなみにこの話を住宅メーカーの担当者さんにしてみると
「あぁ確かにそうかもしれません。聞いたことありますよ。これまで子ども部屋は●部屋、って決めていたのに、途中で子ども出来たのでやっぱり●部屋にできますか?みたいな質問が良く来るんです。もう間に合わない段階だと、すみませんが…という話になってしまうんですよね~。」

と仰っていました。

また、別のエピソードで、私の母の知り合いは長く不妊治療をされていて、とうとう諦めようという話になったそうです。そしてその方が実家から離れた隣の市で暮らすことを決め、マイホームを建てたところ妊娠したそうです。

科学的な根拠などは不明ですが、ジンクスとしてあるんだなぁと思った話でした。

これまで失敗してきた要因(考察)

成功した要因とは別に、なぜうまくいかなかったのかについても考察してみました。

不妊治療について理解が足りていないところが多かった。

人工授精①②については、私たちがなぜ不妊なのかについてあまり明らかになっていない状態で行ってしまっていました。

実際、それで成功するのであれば良いのですが、私たちの場合は大きな原因が夫の性機能によるものだったので、もっと具体的な治療や、自らできる生活習慣の改善などをしてから臨むべきだったのではないかと思っています。

きちんと病院やクリニックを選んでいなかった。

とりあえず近くの産婦人科へ行こうかということで始まった不妊治療。もちろんそれがきっかけでよいのかもしれませんが、セカンドオピニオンも大切だなと思いました。

特に、最初の産婦人科では男性を診てもらうことはなく、夫の精索静脈瘤も分かりませんでした。そのまま漢方薬が出されたのみで、まったく改善には至りませんでした。結果的にその後、具体的な原因が分かったのでした。

私たちの不妊の原因が夫の性機能の可能性が高いことが分かったことで、アプローチ方法も分かってきたので、やはり自己理解は大切だなと思ったのでした。

男性不妊、精液検査、精索静脈瘤についてもっと知りたい方は以下の記事もぜひご覧ください。

お互いを尊重する気持ちが欠けていた。

不妊治療が続くことで、身体的にも精神的にも辛くなってきます。すると、心に余裕がなくなって、パートナーに対して厳しくあたってしまうことになってしまうのです。

特に、女性は治療のときから妊娠、出産まで痛い思いをして、命をかけて向き合うのに、男性はなんと楽なんだろうかと思っていました。

「私はいつも痛い思いをして頑張っているのに、不安なのに…どうして分かってくれないの?」

こんなことをいつも思っていました。

しかし、男性側(夫)も、先の見えない不妊治療に不安を感じていることは同様で、さらに大きな原因が自分にあることに責任を感じていました。

そのようなこともあり夫は、仕事を調整したり、手術を即決断で了承したり、生活習慣を改善してくれたりと努力を続けてくれました。

結果的に、お互いが自分の思いを語ることで、お互いの頑張りに気付くことができるようになってきました。

このことに気付くまではギスギスしていて、喧嘩した雰囲気のまま、人工授精をすることもありました。

正直、そのような精神状態、高いストレス状態のときにうまくいくとは思えません。

お互いを支え合い、壁を乗り越えていくという意識が大切だということに、早く気付くべきだったなと思います。

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